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幼児期の早期矯正治療の一例 機能性反対咬合

 受け口のようだ、みてほしい、と言うことで来院されました。3歳6か月の女の子。
もちろん、心配されているのは親御さんで、患者さんご本人は全く気にしていません。

親御さんが気にされているのは、受け口のようだ、ということと、どうも、食べるときに噛みにくいようだ、顎の動かし方がどうも違うようだ、と言われていました。固い物を噛みたがらない、とも言われていました。

 さて、お口の中の状態は、以下の如く。
ぐっと咬み込むと、確かに受け口さん(下顎前突)の状態です。
下の口腔内写真、上段。
ただ、下顎を少し押して噛ませると、実は上下の前歯の先っぽが当たるところまで、容易に下顎を後退できます。
いわゆる、機能性下顎前突の状態でした。(下の写真、下段です。)

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 機能性の反対咬合の場合、下顎を前に出して咬み込みますので、奥歯でぐっと力をいれて噛みしめることが難しいことがあるようです。そのため、小さいお子さんの場合は、固い物、かみ応えのある食物を避ける事があるようです。

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 まずは、被蓋を改善する事から開始しました。
就寝時のみに装着する装置(患者さん方は、俗にマウスピース、と言われます。)を装着しました。
被蓋がある程度改善したのが、上の写真の中段です。被蓋の改善に時間がかかりすぎてしまいました。
小さいお子さんの場合は、なかなか装置になれにくい、装置自体をいやがる、等のこともあり、時間がかかることがあります。この時点で、上下の歯列弓の巾径はうまく合っていません。ここまでは、可撤式の装置(就寝時のみの取り外しが出来る装置)で行っています。固定式の装置で行えば、あっと言うまに被蓋が改善したとも思いますが、小児矯正の場合は、患者さんが固定装置をいやがる、装置の作成自体をいやがる、などもあり、必ずしも効率的な装置が装着できるわけではありません。
患者さんが矯正になれてきたことも有り、この後、固定式の装置に変更し、今度は、側方拡大も行いました。
上下の歯の咬頭嵌合がよくなるように、上顎、急速拡大矯正装置を装着し、上顎の歯列を拡大しました。




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